るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Coraline

Coraline 87/162頁

CoralineCoraline
Dave McKean

Harper Entertainment 2008-11
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大人の本の次はまた子供、ということでせんにGraveyard Bookを読んだときにニールゲイマン祭りが勃発してぽちっとなしたうちの一冊です。

主人公はコラライン・ジョーンズで、古い大きな家に引っ越してきた彼女が、レンガでふさがれたドアを見つけるのですが、ある夜、そのドアの向こうがレンガではなく、別の世界へ通じていることがわかります。

別の世界はもともとの世界と同じようですが、微妙に違っていて、別のお母さん、別のお父さんもいるのですが、彼らの目はボタンで、コララインにこちらの世界にずっといてほしいこと、こちらの世界にずっといるためには目をボタンにつけかえなかければいけないと言われます。

それはいやだとドアを戻って元の世界に返りますが、元の世界からは本当のお父さんとお母さんの姿が消えてしまいました。コララインは「猫」の助言を入れつつ両親を取り戻し、元の世界へ帰ろうとしますが、別の母親ーー別の世界を作った魔女に部屋に閉じ込められてしまいます。

緊張感の漂うファンタジーで読みながらどきどきしています。

物理的な暴力の怖さではない怖さがひしひしと感じられますね。

これは、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (The Nightmare Before Christmas)』で知られるヘンリーセリック監督で映画化され、今年の2月にアメリカで公開され、映画の評判も良いようです。

邦訳はこちら

コララインとボタンの魔女コララインとボタンの魔女
金原 瑞人 中村 浩美

角川書店 2003-06-28
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日本でもぜひ劇場公開して欲しいものです。