The Forgotten Garden5690/8854 (64%)
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第32賞:2005年 崖の上の小屋
カサンドラ視点。
小屋の屋根を直しにきてくれたMichael とChristianの兄弟。
小屋の裏側に続く壁に囲まれた美しい庭のこと。
Christianは隠された庭に通じる穴を教えてくれ、また彼はイライザ・マクピースの童話を読んだ事があってとても気に入っていることを教えてくれます。
第33章:1975年:Tregenna
ネル視点。ネルは崖の上のコテージの購入を決めます。
細切れによみがえってくれる子供の頃の記憶。このコテージでAuthoressと優しかった父が口論していたこと。その口論の内容にはネルがかかわっていたことなどがうっすら思い出されますが肝心な所を思い出せません。
ロビン・マーティンがMountrachet家についての資料を持ってきてくれ、祖父がネルに話したいことがある、と再度夕食に誘います。
第34章:1907年:Tregenna とニューヨーク
ニューヨーク社交界デビューしたローズの興奮と歓喜。ローズは画家のナサニエル・ウォーカーと出会い恋に落ちます。
第35章:2005年:Blackhurstホテル
カサンドラ視点
ジュリアとの夕食。ローズのスクラップブック。Ivoryを身ごもり幸福の中にあるローズのスクラップ。
ジュリアはイライザがアイボリーを連れ去ったと動機は「嫉妬」ではないかと言います。
隠された庭がついに出てきましたよ!
さて「嫉妬」ですが、誰が誰に嫉妬しているのかというのが難しいところ。イライザは、自分の小説の聞き手であり、愛する相手だったローズがナサニエルに心を奪われた事でナサニエルに嫉妬の念を覚えていますし、またローズも、自分の父が、愛した妹の娘ということでイライザに特別の関心を持っているということに嫉妬の念を覚えています。
微妙にずれた想いや執着がどういう結末に至ることになるのか落ち着きません。