るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Christmas Pig

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The Christmas Pig

The Christmas Pig

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Christmas pig

Part5
chapter 31-32

声の主は「コンパス」ジャックとクリスマスピッグの半分の高さで、硝子にはひびが入っていた。
「”Waste”にはとても奇妙なものがいる、と忠告しておくよ。そのうちのいくらかはLoserとほぼ同じくらい悪い」
おびえるジャックに、「私といるときは誰も食べられたことがない」と言うコンパス。
なんで失くされたの?という問いに、バックパッカーに落とされたんだ。実際のところ、二度目だ、と。
雪道を走る途中、恐ろしいうめき声が響いた。
「Loserなの?」
「いや、あれは”Pain”さ」
人の痛み。もちろん、その持ち主は喜んで痛みを取り除く。そして奴らはWasteにたどり着く
コンパスは突然立ち止まった。二つの暗い影が道をふさいでいる。

暗がりの中から、「クリスマスの天使」が歩み寄った。天使の片方の羽は曲がり、ドレスは破れていた。そして左手で顔を隠していた。Mislaidでダストシュートに送られた小さな青い子ウサギが天使を導いていた。

天使の顔と頭は壊れていて、眼が一つ失われていた。
天使はジャックの祖父が選んだ、そして犬のトビーが食べたジャックの家のクリスマスの天使だった。
古い天使の代わりに買われたけれど、誰も大事にしてくれなかったと天使
僕も代わりだと、クリスマスピッグ。きっと全て良くなる、彼らは君を見つけて直してくれる
天使と子ウサギも同道することに。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

壊れたもの、なくされたもの。